先週9月23日、バスケットボールのプロリーグである「Bリーグ」が開幕しましたね。
開幕チケット1万席分が20分で完売した、なんて話を聞くと、うらやましい感じもします。『第3のプロリーグ』を掲げ、川淵三郎氏のもと、メディアともうまく連携し、カッコよく始まりました。巷では「Jリーグの開幕とおんなじ」なんて声も聞かれますが、それは成功の証というか期待できるというか、やっかみやジェラシーも混じっての意見だと思います。
ラグビーファンの中にもこの新しいプロスポーツリーグの開幕に注目していた方が多くいるようで、ラグビーのプロモーションとの差異など参考にしようとじっくり見られていたようです。危機感を感じているのが協会など関係者ではなく、ファンばかりのようなのが問題なのですけれど。
で、思いついたのが「もしラグビートップリーグがプロリーグだったら」という仮定お遊びです。
そこに横たわる難しい問題はさておいて、ホームタウン、ホームグラウンド、そしてチーム名はどうなるのかな、って夢想するだけのことです。
これがですね、やってみると、意外に迷うんです。
何かというと、スタジアムです。できる限り球技専用、すなわち陸上トラックのないスタジアムがいいじゃないですか。やはり観戦の臨場感が違いますからね。そして、収容人員は20000人はほしいところです。まあ、ワールドカップでも15000人から許されているようなので、地方都市などはこれでもいいと思います。
この2つの条件を揃えるスタジアムが、ちゃんとトップリーグのチームの本拠地にあるか、というところがポイントになりそうです。
では早速やってみましょうか。
パナソニックワイルドナイツ→
太田熊谷ワイルドナイツ (メイン:太田市運動公園陸上競技場、サブ:県営熊谷ラグビー場)
最初は「北関東ワイルドナイツ」なんかどうかと思ったのですが、ちょっと広すぎるかな、と。もちろん「太田」を前面に出したいところでしょうけれど、如何せん無名過ぎます。また近隣(たぶん)の熊谷を使うためにも、群馬ですらなく「北関東」でどうかと思ったのです。いや、通常「北関東」というと群馬、栃木、茨城を指すものだということは承知していますけどね。群馬と埼玉を合わせて呼ぶ良い名前がないんですよ。地図で見たら、太田と熊谷ってホントに隣接してるではないですか!だからいっそ「北関東」でまとめちゃえ!と思ったのですが、またよくよく調べてみると、明治初期には群馬と埼玉は一つで「熊谷県」だったそうです。だから「熊谷ワイルドナイツ」てもいいくらいなのですが、まあ、やはり三洋電機時代からの縁もあって太田へのこだわりは強いでしょうから、そこも捨て切れません。だから「太田熊谷ワイルドナイツ」が妥当ですかね。ローカル過ぎる気もしますが。
太田市運動公園陸上競技場はその名の通り陸上トラックが付随しています。隣にサッカー・ラグビー場もあるのですが、収容人数が4600人といかにも少ない。その点陸上競技場ならの方なら20000人と十分です。できれば熊谷を使ってもらいたいものです。
それにしても陸上競技で観客が20000人も集まる大会なんてあるのでしょうか?サッカーやラグビーなら太田市と言えども不可能な数字ではありませんけど。
トラックの真ん中が空いててもったいないなー
↓
じゃあサッカーグラウンドを作っちゃえ
↓
そうすると観客席も必要だな
ってことでしょう。話の順番が真逆ですね。サッカーやラグビーはトラックのあるスタジアムなんか欲しくないのに。いったい何を考えているのでしょう。
東芝ブレイブルーパス→
府中ブレイブルーパス (東京スタジアム)
ここは、それほど難しくないです。トップリーグ創設当時、このチームは「東芝府中ブレイブルーパス」を名乗っていました。こここら企業名を抜くだけですからね。何の違和感もありません。
問題なのは、スタジアムです。最寄りの東京スタジアム、通称「味の素スタジアム」で一択かと思いますが、ここは陸上のトラックが有るのか無いのか微妙です。てゆっか、トラックが無いにしても、グラウンドと観客スタンドが離れているので、臨場感はイマイチです。ただ、収容力は魅力的ですね。今でもサントリーと「府中ダービー」ってことで開催されているので、ここで決まりでしょう。サントリーについては後述します。
ヤマハ発動機ジュビロ→
ジュビロ磐田 (ヤマハスタジアム)
こちらもチーム名は違和感無いですね。懸念事項としては、サッカーチームと同じ名前で紛らわしいことくらいでしょうか。しかし、現状すでに十分紛らわしい(サッカー=ジュビロ磐田、ラグビー=ヤマハ発動機ジュビロ)ですから、今さら別にかまわないと思います。
スタジアムも選択肢は他にないでしょう。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ→
神戸スティーラーズ (御崎公園球技場)
こちらも違和感は少なめかと。もともと社名に地域が入っているのと、商標である「コベルコ」は削除ということで問題ありません。もともと「コベルコ」余計だし(心の声)。強いて言えば、オールドファンの中には未だに「『スティーラーズ』は釜石のものだ!」と思っている人が少なくないのは承知しています。東北の叩き上げ集団によるひたむきな強さにノスタルジーを感じるのは理解できます。それに対しての神戸製鋼の(特にV7時代の)平尾誠司を筆頭とする華やかなスター軍団に反発したくなるのもわかります。しかし、そこにやっかみはありませんか?ジェラシーはありませんか?平成のラグビーファンにとって、神戸製鋼のV7はすでに歴史です。釜石と同じ日本選手権7連覇という偉業を達成したレジェンドです。ましてや、本家?の釜石がもはや別の名前を名乗っている以上、もはや神戸に「スティーラーズ」を冠することはまったく問題ないと思います。
そしてスタジアムも問題ないですね。上記の表現ではわかりにくいですが、いわゆる「ノエビアスタジアム」です。「ウイングスタジアム神戸」と言った方がわかりやすいですかね。サッカーのヴィッセル神戸も使っている球技専用スタジアムです。
トヨタ自動車ヴェルブリッツ→
豊田ヴェルブリッツ (豊田スタジアム)
企業名が市名になっているのでなんかズルい気もしますが、こちらもこれで決まりでしょう。無理に「挙母(ころも)」なんて古い名前を持ち出す意味もありませんしね。後述しますが、豊田自動織機との兼ね合いが少々気になりますが、こちらは本拠が豊田市(豊田自動織機は愛知県刈谷市豊田町)ですし、親会社がスタジアムの主要株主でもありますので、ここはこちらで決めましょう。
スタジアムも収容人員が45000名と大きすぎるくらいの立派な球技専用のものです。
キヤノンイーグルス→
町田イーグルス (町田市立野津田公園陸上競技場)
ラグビーワールドカップ2019組織委員会の会長(経団連名誉会長)を輩出する企業とは思えないほどローカルなチーム名になってしまいました。地元の少年サッカーチームみたいと言ったら失礼でしょうか。
スタジアムも陸上トラック併設ですし、“神奈川県町田市”なんて揶揄されることもあるくらいですから、いっそお隣りの横浜へ行ってニッパツ三ツ沢球技場あたりをホームグラウンドにしてほしいところですが、実はこのキヤノンイーグルスは町田市への地元密着活動をかなりしっかりやっていて、何せ町田の山奥の公園にスーパーラグビーの強豪、南アフリカの「ブルズ」を呼んじゃうくらいですからね。町田から離れることは無いでしょう。キヤノンスポーツパークの観客席拡充でも対応できるかもしれません。
近鉄ライナーズ→
大阪バファローズ (花園ラグビー場)
これはですねえ、本来なら当然「ライナーズ」を活かすべきなんでしょうが、企業名を外すとなると、どこの電車かわからなくなってしまうんですね。関西での認知度の順位はよく知りませんけど、ちょっと思いつくだけでも阪急、阪神、京阪、南海、山陽、神戸高速、北大阪急行、北神急行、京福電鉄…
いやいやいやいや。
それらと比べられては困ります。
何を隠そう、JRを除くと近鉄は日本で最長の路線網を持つ私鉄なんですよ!
と、ちょっと鉄分を補給したところで、チーム名に戻りますが、そーゆーわけで「ライナーズ」を避けるとなると、もう「バファローズ」か「パールス」かの二択しかありません。詳しくは
プロ野球チームの項をご参照ください。
「ブルーウェーブ」はやり過ぎです。トラウマです。身売りを思い出します。言霊です。やめましょう。
ラグビーの雄々しさ、荒々しさをイメージさせるなら、やはり「バファローズ」でしょう。パールは言わずもがな、沿線の名産である「真珠」にちなんだものですが、ラグビーに丸い球体は不適格です。監督に千葉茂(故人)は無理なので、チームマスコットとしてJJ Sonny Chiba(千葉真一)あたりを連れてきても猛牛っぽさが出ていいかもしれません。
スタジアムの方ですが、先述のとおり、近鉄電車は関西から中京にかけて広いエリアを支配しているので、大阪、京都、奈良、名古屋、どこでもホームグラウンドにすることが可能なのですが、まあ、ここは当然、花園ラグビー場ですよね。
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス→
千葉シャイニングアークス (千葉市蘇我球技場)
また千葉か。
千葉県市川市を本拠とするこのチーム。近隣のスタジアムというとココ、いわゆる"フクダ電子アリーナ"(フクアリ)しか思いつきません。千葉県湾岸地区を地元密着型のよいお手本として「千葉ロッテマリーンズ」がありますので、上手く連携して(力を借りて)もよさそうですね。
何よりチーム名が短くなって嬉しいです。
間違っても「シャイニングアークス東京ベイ」(c)ららぽーととかにしてはいけません。東京とはキッパリ決別しましょう。
サントリーサンゴリアス→
東京サンゴリアス (秩父宮ラグビー場)
悩んだんですけどね。「東京」をかぶせるチームが必要かどうか。
でも「府中」だと東芝とカブるし、府中と言えば東芝の方がイメージ強いし、府中が2つあると片方は「広島県府中市」かと思っちゃいますよね。かといって「お台場サンゴリアス」とかにしちゃうと、なんかミーハーなテレビ局の期間限定イベントみたいです。ちなみに「赤坂サンゴリアス」でも局が異なるだけでフワフワ感は大差ないです。
むしろ「港区」を強調したいところですが、「東京港サンゴリアス」もなんかおしゃれさよりも船着き場の人足のような感じで無骨なイメージになっちゃいます(いやむしろ正しい!?)。となると、「東京」とせざるを得ないかな、と。しかし、思いのほか実際に「東京」としてみると、それはそれでローカル感があって、ちょっと恥ずかしい感じもしますね。
あえて山梨県へ持っていって「山梨中銀スタジアム」を本拠にしてやろうかとも思いましたが、「白州サンゴリアス」と名乗らせるのはむしろ願ったり叶ったりな気もしたのでやめておきました。
というわけで、メインスタジアムは秩父宮ラグビー場。港区に本社を構え、集客力のあるチームですので、異論はないかと思います。
豊田自動織機シャトルズ→
愛知シャトルズ (名古屋市瑞穂公園ラグビー場)
ここもね、少しは悩んだんですよ。刈谷シャトルズとか、三河シャトルズとか。でもね、「ウェーブスタジアム刈谷」というスタジアムもあるんですけど、陸上トラックもあるし、観客が4000名しか入らないんですよ。となると、やはりこの「パロマ瑞穂ラグビー場」を使うべし、名古屋市内から広く集めるべしとなるんですね。そうすると、今度はこの瑞穂区というのは尾張の名古屋市なんですね。うーむ。「三河」というわけにもいかなくなってしまいました。
というわけで、シンプルに「愛知」。でも、「豊田自動織機」と頭が重かったので「シャトルズ」という愛称がしっくりきたのですが、「愛知シャトルズ」と短くなると、今度は物足りない気がしますね。でも「尾張三河シャトルズ」ってのは、歴史的に一緒になれなさそうです。織田vs今川、徳川、豊臣vs徳川のように、あんまり仲が良くなさそうに思えるのは穿ち過ぎでしょうか。そう考えると、よく「愛知」で一緒になったなぁ。あー、徳川が統一したからか。早くウチ帰って録画してある『真田丸』見なくちゃ。
ホンダヒート→
鈴鹿ヒート (三重県営鈴鹿スポーツガーデン)
もっと短い名前があった(笑)
まあ、ホンダ=鈴鹿というのはラグビーファンというよりモーターファン(F1ファン)にとっては常識ですからね。クルマ離れが言われて久しいので、若い方は知らないかもしれませんけど。いっそのこと、コーナーフラッグにダンロップがスポンサードして「ダンロップコーナー」と名付けたり、選手がスワーブしたらあえて「シケイン」とか言ってみたり、もちろん監督はロン・デニス。
通称「三重交通グラウンド」は、球技専用で収容人数も12000人。まあまあいい感じではないでしょうか。
クボタスピアーズ→
東京中央スピアーズ (中央区晴海ラグビーグラウンド)
ここもね、けっこう悩みどころでした。現在、練習グラウンドは千葉県船橋市にあるのですが、これだとまたフクアリになってしまいます。まあ、それでもいいんですが、たまたま私は知っていたのです。クボタの本社が東京都中央区京橋にあり、中央区ラグビー協会と縁が深いということを。
そして、その中央区ラグビー協会の大きな目標に「晴海にラグビーグラウンドを!」というのがあるのです。話はちょっと横に逸れますが、改修のために取り壊された旧・国立競技場ですが、そこで使われていたラグビーのゴールポストの行方を知っていますか? 実は中央区ラグビー協会が保管しているのです。いつか中央区晴海にラグビーグラウンドができたときのために、取っておいてあるとのことです。楽しみです。
でも今の調子だと、江東区豊洲の市場移転予定地だったところにできちゃう気がしますね!
そんなわけで、思い切って「東京中央」としてみました。かなり無理がありますけどね。
リコーブラックラムズ→
世田谷ブラックラムズ (駒沢陸上競技場)
これまたずいぶんピンポイントで来たなあという感じなのですが、「東京」はもう飽和状態です。第一、個人的には世田谷ってオシャレでも何でもなくて、「田んぼ」とか「が」って濁った助詞とか「谷」とかとっても田舎臭いイメージなんですね。都民ですらない人間に言われたくないでしょうけど。それに世田谷区って、人口は90万人もいるんです。自治体別で全国14位。わかりにくいですけど、町田市や豊田市の2倍以上、府中市(東京都)や太田市、鈴鹿市の3〜4倍も人口が多いんです。もうこれ、独立でいいですよね。
というわけでの「世田谷」です。世田谷の黒い羊たち。なんだそりゃ?
グラウンドは区内の駒沢陸上競技場。陸上トラックありですが、トップリーグの試合実績もあります。リコーの砧グラウンドに観客席を作るか(そんなスペースないけど)、あるいは私のホームグラウンドである「多摩川河川敷・二子玉川緑地運動場」を譲ってあげてもいいですよ!
コカ・コーラレッドスパークス→
博多レッドスパークス(東平尾公園博多の森球技場)
やはり、「福岡」ではなく「博多」でしょ!
本州人の私から見ると、「福岡」っていうと県名としか知りません。やはり新幹線の終点(昭和っぽい)、人形、どんたく、とくれば「博多」の方がしっくりきますね。なんか「どんたく」のお祭りのイメージと、スパーク感も見事にマッチします。
あとスタジアムはいわゆるレベスタ(レベルファイブスタジアム)ですから、レベルファイブと言えばもちろん『妖怪ウォッチ』ですね。まだブームが続いているうちに、妖怪を8人集めてスクラム組ませたり、7人や15人を集めてラグビーさせて、子どもたちをラグビーさせるようにマインドコントロールしなくてはなりません!いつまでもサニックスと九電と三つ巴の争いをしている場合ではないんですよ!
NECグリーンロケッツ→
柏グリーンロケッツ (柏の葉公園総合競技場)
ホントはね、「柏の葉グリーンロケッツ」にしたかったんですよ。せっかく「グリーン」が名前に入っているわけですし。実際のところ試合を見ようと思ってJR柏駅に行っちゃうと、さらにそこからバスで20分くらいかかるみたいですからね。ちゃんとつくばエクスプレスで「柏の葉キャンパス」駅に来てもらわなきゃならないので、「柏の葉」の方がいいのではないかと。しかし、テレビのスポーツニュースでやるときは「府中対柏の葉」だと、フツーの柏市民が自分たちのことではないと思ってしまうかもしれないとも思ったのです。だからシンプルに「柏」にします。まあ、チーム名が長いので、ちょうどいいかもしれません。
スタジアムは陸上トラック付きなのが難点ですが、20000人収容ということで、目を瞑りましょう。
宗像サニックスブルース→
宗像ブルース (グローバルアリーナ)
当初から地域名を付けることに積極的だったチームです。10000人収容の自社グラウンドで、見事な球技専用スタジアム。
チーム名から昭和の香りがしてくること以外、何の問題もありません。
最後の方、ちょっと疲れてきて、端折ってしまいました。この他下部リーグでも「相模原ダイナボアーズ」とか「釜石シーウェイブス」とか「埼玉戸田レビンズ」とか「狭山ラガッツ」とか「大阪レッドハリケーンズ」とか「広島ブルーズーマーズ」とかいろいろできそうです。
私のヒマさだけがわかったコラムになってしまいました。
またオチが無い......
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