スコットランド2連戦、負けてしまいましたね。
見どころの多い惜敗だっただけに、疑問点も浮かんできました。
私以外にも気になった方は多いのではないでしょうか。
それは、なぜウイングが笹倉康誉(パナソニック)、マレ・サウ(ヤマハ)なのか?、なぜフルバックが松田力也(帝京大)なのか?ということです。
いや、起用方法に 難癖を付けたいわけではないのです。
セレクションには一定の基準があったのだと思いますし、特に今回はヘッドコーチ(ジェイミー・ジョセフ)不在の中で進められたということなので、代理指揮官(マーク・ハメット)が選手を把握できていないとか起用方法が難しかったことは想像できます。
私が不思議に思ったのは、そうは言っても、なぜ本来プレーしていないポジションで起用するのかということでした。しかも、何人も。もっと言えば、バックスリーはそんなに人材不足なのか?という疑問でした。
これは少し前、スーパーラグビーのサンウルブズが結成された時にも感じたことでした。
昨年のW杯でも活躍した山田章仁(パナソニック)が参加するのは心強かったし、期待通りに活躍してくれたのですが、もう片方が笹倉だったのは意外でした。彼はフルバックだとばかり思っていたからです。五郎丸歩がレッズに行った穴を埋めるのが、トップリーグ優勝チーム・パナソニックの正フルバックである笹倉が務めるのが自然なことと思われました。
しかし、その疑問はすぐに解けました。
リアン・フィルヨーン(元NTTドコモ)の存在です。彼のスーパーラグビーの経験や実力、そしてその後の結果を見ても、彼が正フルバックになるのは納得ができました。だから笹倉は控えに甘んじるしかないのか、と。
ところがウイングで起用される。
もちろん、能力はあるので対応できるでしょう。さらに、笹倉がやらなければ、あとは外国人選手が起用されてしまう。日本のウイングって、他に人材がいないんだっけ?
これがサンウルブズを見た時の驚きでした。
しかし、これは契約の問題とか、自らのチームとスーパーラグビーへの参加両立の問題とか、いろいろあるので参加していないメンバーもいるので、致し方ないのだと理解はできました。
しかし、今回は「日本代表」です。
日本のすべての選手を見渡して、ウイングやフルバックは、それほど人材不足なのでしょうか?
かつては、トライ数の世界記録を持つ大畑大介や世界選抜にも選ばれた吉田義人などのスピードスターや、昨年の大野均ちゃんに抜かれるまで代表最多キャップホルダーだった小野澤宏時など、ウイングは日本代表にとってお家芸とも言える有力な武器だったと思います。
またフルバックは松田努や立川剛士、栗原徹など多くのキャップを持つ選手がいることを考えると、割と息が長いというか、固定されがちなポジションなのですね。エディ・ジャパンでも五郎丸歩が4年間を通じて務めてきました。でも逆に言うと、表には出てきていない埋もれている逸材が多くいると考えることもできそうです。
1試合目には出場した松島幸太朗や、カーン・ヘスケスのように、負傷で出られなかった選手もいました。
そしてこのポジションはランナーが多いので、リオ五輪の代表候補となり、7人制の方に参加していた選手もいました。具体的には、山田章仁、藤田慶和(パナソニック)、福岡堅樹(パナソニック)といったW杯組と、松井千士(同志社大)、彦坂匡克(トヨタ自動車)、豊島翔平(東芝)らです。これは仕方ないでしょう。日本でも有数のウイングプレーヤーがそちらに回っているのは否めません。
しかし、それでもまだ、いるでしょう、専門家が。
笹倉はフルバックで見たいし、マレ・サウはセンターで見たい。松田力也はスタンドオフかセンターで見たいのです。松田なんかこの春初キャップで、このスコットランド戦2試合目が初スタメン。それをほとんど経験のないフルバックでやらせるなんて、どんなお仕置きでしょう。まだ大学4年で経験値が少なすぎる。狙われて当然です。南半球の国々では二十歳そこそこでスーパーラグビーや代表で大活躍している選手も多いですが、才能はまだしも環境が違いすぎます。今の帝京大学は、大学ラグビー界では群を抜いた強さなので、本気で戦える試合は日本選手権でトップリーグのチームと当たるその試合だけと言っても過言ではないくらいです。したがって、4年間で4試合しかシビアな試合を経験できないのです。
話が逸れました。
言いたいのは、フルバックで使うなら、重一生(帝京大)を連れてこいということ(笑)
もちろん、サイズが足りないのはわかっています。
彼のプレーは見ていて楽しいですよ。
またしても主観が入ってしまいました。
もうちょっとリアルにいきましょうか。
ここ2、3年の間に代表に呼ばれたことのある選手を挙げてみると、児玉健太郎(パナソニック)、山下一(豊田自動織機)、竹中祥(NEC)、石井魁(東海大)など。徐吉嶺(豊田自動織機)もかな。
長友泰憲(サントリー)は入ってこないと思います。
いや、長友選手に罪はありません。私たちの支援者に、彼にアモーレな人がいるのでふざけただけです。
サントリーといえば、昨季のトップリーグでトライ王になった江見翔太(サントリー)もいますね。山下楽平(神戸製鋼)はケガが癒えないのかな。その他にも帝京大の両翼、尾崎晟也と竹山晃暉も楽しみです。
フルバックはそれこそ笹倉がいるし、その他にも森谷圭介(パナソニック)いいですね。
私のイチ押しは重一生ですけど!
でもリオ組が戻れば、藤田、羽野一志(NTTコム)、橋野皓介(キヤノン)がいるし、松島も戻ってくるでしょう。
でも、正面健司(神戸製鋼)はないなー。
いや、正面選手に罪はありません。私たちの支援者に、正面を背後から抱きしめようとしている人がいるのでふざけただけです。
一つだけ言えるのは、五郎丸歩はもう戻ってきません。(たぶん)
W杯について言えば、昨年がピークだったでしょう。次回2019年は33歳かな。年齢だけで言えばまだまだやれる当然ですが、上記のような若い力も台頭しています。
なにより、五郎丸歩自身、レッズはまだしも、トゥーロンへの加入を決めました。トゥーロンは「銀河系軍団」とも言われるスター選手の巣窟です。同じポジションには世界最高のフルバックとの呼び声も高いリー・ハーフペニー(アイルランド)がいます。ハーフペニーはキッカーとしても優れており、五郎丸歩が上回っていると言い切れる部分はありません。強いて言えば、ジョニー・ウィルキンソン(元イングランド代表で現在トゥーロンのコーチ)譲りのプレースキックのルーティーンですが、これもクエイド・クーパー(オーストラリア)という強烈な個性的なキッカーがいます。
彼のポーズの方が絶対おもしろいです。
つまり、トゥーロンでの五郎丸歩の出番は限りなく少なくなると思われます。
これは彼も承知の上でしょう。
それでも、行く価値があると考えたのです。
世界最高と言われるチームに入って、得られるものがあると考えたのです。
たとえ出番が減ろうとも。
それで試合勘が鈍ろうとも。
だんだんスキルが落ちるとしても。
だんだん体力が落ちるとしても。
もちろん、そうならないように努めることでしょう。
ただ、確実に歳はとります。
そこで得た経験を、3年後、発揮できる状態にあるか、力がついたのか、それはその時になって見ないとわかりません。
しかし、そんな状態の五郎丸歩なら、松島を始め若い力が追い越してくれることを期待したいのです。
というわけで、日本のバックスリーに人材が不足しているとは思いません。
もちろん、役割が大きく違わないので対応できることも多いでしょうし、変えてみた結果、思わぬ適性を発見できることもあると思います。立川理道のセンターのように。
しかし、私はスピードのあるウイングを見たいのです。走り勝つスピードスターを楽しみにしています

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