11月4日、横浜国際陸上競技場(日産スタジアム)にてラグビー日本代表とオーストラリア代表がぶつかりました。はっきり言って、勝敗は戦う前から見えていましたが、何がどれだけ通用するのか、見てみたいところでした。
敵は世界ランキング第3位。常にベストメンバーで、金星を与えるわけにはいかない存在。しかも先々週のオールブラックス撃破を含めてテストマッチ6連勝中。つい先日までラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)を終えたばかりで絶好調と言える状態でしょう。
こちら日本代表はチャレンジャー、失うものは何もありません。2年後の本番に向けて、少しずつ積み上げていく途中です。
そんな両者が戦っての「63-30」です。結果だけ見るとダブルスコア、新聞各紙に「完敗」、「大敗」と書かれても仕方ない数字だし、見ていたファンや専門家が言うように「ディフェンス、タックルが未熟」、「フィジカルに差が」あるのも事実でしょう。
そんな両者が戦っての「63-30」です。結果だけ見るとダブルスコア、新聞各紙に「完敗」、「大敗」と書かれても仕方ない数字だし、見ていたファンや専門家が言うように「ディフェンス、タックルが未熟」、「フィジカルに差が」あるのも事実でしょう。
しかし、この試合、見ていてけっこう面白かったですよ。
スクラムが通用するのかハラハラしたし、モールで押し込んでトライを奪うなど、オーストラリア相手にそれが見られるなんて夢のようです。新星・姫野の柔らかさもこれまでの日本代表のロックには見られなかった武器だし、途中退場となったもののヘル・ウヴェの力強さはジャパンに無くてはならないものになっています。また代わって入ったファンデルヴァルトもアグレッシブでいいですねぇ。初見だったのですが、とても気に入りました。怪我人の多いポジションに新戦力が現れたのは朗報ですね。
リーチマイケルと布巻の両フランカーも泥臭いタックルをいくつも決めていました。特に布巻は対面のマイケル・フーパーへの対抗意識が強く見えました。そう大きくない体格ながら世界最高峰と言われるフランカーに負けない働きを見せていたのではないでしょうか。リーチはいつも働き者。神出鬼没で攻守に大活躍でした。
マフィもアタックではキーマン。やはり近場を攻めるにはキープ力と推進力、ゲイン力のあるマフィは頼りになります。
あえて苦言を呈すなら、フッカー堀江のノーバインドタックル。
あえて苦言を呈すなら、フッカー堀江のノーバインドタックル。
いつもこれやるんだ。
今回もこれでペナルティを取られて相手に先制点を与えてしまいました。
バックスはよくわからないのですが、誰かが「田中はパナソニックのラグビーを、流はサントリーのラグビーをやってただけ」と酷評していましたが、なるほどそういう見方もあるのかと。今回は田中が早く退場してしまったので難しいけど、やはりリザーブのスクラムハーフにはペースチェンジというかテンポアップが求められるのではないかと思いますし、それは日和佐はたいへん上手かったと思います。流もそれを学んでくれないかな。もう背後には早稲田の斎藤が見えてきてるぞ。
スタンドオフは久しぶりの松田ですが、無難に務めたものの、個人的にはちょっと物足りない感じ。まだまだ田村や小野コーセーの方が1枚も2枚も上か。怪我人も多く、複数のポジションができる選手が重宝されるのはわかるけどねえ。だったら(中村)リョウトを使え! と思いつつも、後半にレメキが退場してウイング不在になると、やはりその考えもむべなるかなと。
バックスはよくわからないのですが、誰かが「田中はパナソニックのラグビーを、流はサントリーのラグビーをやってただけ」と酷評していましたが、なるほどそういう見方もあるのかと。今回は田中が早く退場してしまったので難しいけど、やはりリザーブのスクラムハーフにはペースチェンジというかテンポアップが求められるのではないかと思いますし、それは日和佐はたいへん上手かったと思います。流もそれを学んでくれないかな。もう背後には早稲田の斎藤が見えてきてるぞ。
スタンドオフは久しぶりの松田ですが、無難に務めたものの、個人的にはちょっと物足りない感じ。まだまだ田村や小野コーセーの方が1枚も2枚も上か。怪我人も多く、複数のポジションができる選手が重宝されるのはわかるけどねえ。だったら(中村)リョウトを使え! と思いつつも、後半にレメキが退場してウイング不在になると、やはりその考えもむべなるかなと。
立川はあんまり目立ってなかった気がします。もう少しがんばろう。ラファエレはイケメン枠としても必要な選手。もちろんプレーもいいですね。途中出場のテアウパもアグレッシブでよろしい。ポロポロ落としてたけど、アングルやタイミングは相手の裏をかいていて効果的でした。
松島はもう、良くて当たり前。求められるレベルが高いのに、ちゃんとそれに応えるのがすばらしい。
野口とレメキの両ウイングもよかった。が、それにしてもバックスリーは相手が悪い。サム・ケレヴィとクリンドラニの両センターにカートリー・ビールでしょ。試合前に飲酒運転で捕まえるしかないじゃん。(笑えない。ダジャレが、ではなくキャリアが、です)
ということで、ざっくり眺めてみましたが、そんなに悲惨な負け方なのかというと、そんなことはないと思うのです。
日本代表の試合とした最高の4万人以上の大観衆が詰めかけ、選手の気合いもバッチリだったと思うのです。その結果が、「30得点」という数字に表れていると思います。メディアはつい「63失点」、「33点差」、「ダブルスコア」、「10失トライ」とネガティブなところばかり捉えがちですが、次のようなデータもあるのです。
オーストラリアの最近6試合を見てみると、
10/28 31-28 バーバリアンズ
10/21 23-18 ニュージーランド
10/7 37-20 アルゼンチン
9/30 27-27 南アフリカ
9/16 45-20 アルゼンチン
9/9 23-23 南アフリカ
つまり、これらの強豪に対しても最大28点しか取られていないのです。
このチームを相手に30点取ったのですよ。このことに限っては誇ってもいいと思うのです。
※ちなみに、このさらに前の試合では、ニュージーランドに29-35で敗れています。
じゃあオーストラリアが日本相手に手を抜いていたかというと、必ずしもそうとは言えないと思います。だって、日本ごときにトライを取られるとか、世界中に発信されますからね、恥ずかしいというか、下手なことできません。
今回の会場である横浜国際陸上競技場は、来たる2019ラグビーW杯日本大会の準決勝および決勝戦の会場です。つまり、彼らはその下見に、経験をしに来たのです。言わば、W杯の予行演習です。だからこそ、格下の日本相手にもメンバーを落とさず、リザーブもきっちり使い、横浜の芝を、土を、体験させたのです。そんな彼らが手を抜くとは思えません。
そんなオーストラリアを相手に30点も取ったのです。
素晴らしい攻撃力と言ってもいいでしょう。
ディフェンスを整備するのには時間がかかります。ですから、長い目で見ましょう。
これは、私も今年の夏に(やっと)気付いたのですが、アタックは敵がいなくても練習できます。
そんなオーストラリアを相手に30点も取ったのです。
素晴らしい攻撃力と言ってもいいでしょう。
ディフェンスを整備するのには時間がかかります。ですから、長い目で見ましょう。
これは、私も今年の夏に(やっと)気付いたのですが、アタックは敵がいなくても練習できます。
しかし、ディフェンスはアタックする人がいないと練習できないのです。こう攻めてきたらこう守ろう、なんて妄想してても全然練習にならないのです。どんなに妄想が得意な私でも、練習にはなりえません。
練習に集まるのが5人では、アタックしかやらないのは当たり前です。
練習に集まるのが5人では、アタックしかやらないのは当たり前です。
ディフェンスも練習するなら、10人集まらないと、ちゃんとしたディフェンスはできないのです!
当たり前のことを力説してしまいました。
当たり前のことを力説してしまいました。
10人集まって練習できるのはいつになるでしょうかねぇ。
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