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2014年12月31日

ラグビー「観戦力」が高まる 斉藤健仁

ラグビー「観戦力」が高まる
斉藤健仁


 初めの方は超基本的な解説(トライや得点の説明など)から入っているのでてっきり初心者向けの本かと思いきや、ラグビーを見たことはあってもやったことのない人にはナンノコッチャわかりづらい、ターゲット不明な本。
 一番役に立つのは、素人のお姉ちゃん向けに知ったかぶりをしてるオジさんが、今どきのラグビーを噛み砕いて話してあげる時の知識補強&理論武装、って感じ。
 なんだ、まさしく私ではないか。


 というわけで、結果から言うとなかなか面白い本でしたわ。あまりよくわかっていなかった「アタックシェイプ」もなんとなくつかめたし、確かに観戦力が上がる気がする。
 ラグビーの基本であり、一番大切な「立ってプレーする」ことが何度も強調されていたのは好感が持てる。

 逆に、反則の種類についてももう少し細かくてもよかったかもしれない。初心者は、反則があったときになぜスクラムとかペナルティキックとかいろいろあるのか、どういう時にそうなるのかわからないことが多いのではないか。悪質な、危険な反則(ファウル)には重いペナルティ=ペナルティキック〜イエローカード(シンビン)が課せられ、ノックオンやスローフォワードなど単純なミスやエラー(私は「ヘタクソ」と罵っている)にはほぼ同条件で競り合うスクラムが行われ、ボールは敵側に与えられる、ということである。
 なぜ私がこのことを強調するかというと、これはビジネスや子育てなど日常生活でも活かせるからである。すなわち単なる間違いや失敗は経験を積めばその数は減るので強くは叱らないが、悪質で故意の反則・違法行為などに対しては厳しく責め、二度と行われないようにしなければならない、ということである。


 マネジメントという意味ではエディ ジョーンズのインタビューも面白い。日本にはびこる「エリアマネジメント」という考え方(私が無意識に影響・洗脳されている上田昭夫もよく使っている」を否定しており(この否定自体は他誌などでも既出)、それを「日本の古い考えであり(中略)そういう言葉を使ってほしくない」とバッサリ。また「日本のオールドファッションの考え(エリアマネジメントのこと:俺註)だと自陣22m内ならキックをするとか、敵陣22m内に入ったらキックをしないとかあると思いますが、そうではなく、状況を見て判断する。」「モダンラグビーはオプションがたくさんあって(中略)相手、環境、レフリーなどすべての要素が関わって」それを臨機応変に駆使するものだという。現にオールブラックスのアタックの72%がアンストラクチャー(非構築的なもの=スクラムやラインナウトなどのセットプレイではなく、カウンターやターンオーバーからのアタック)からのものだそうだ。


 そういうわけで、ラグビー経験者には読んで楽しい本でしょう。特に30歳代後半〜40代、50代以上のオールドファンに(エディのインタビュー部分だけでも)読んでもらって、古い固定観念、セオリーから脱却し、新しい日本代表がどんなラグビーを見せてくれるのか、楽しみながら声援を送ってほしいものです。


 なんかこのように書くとエディ信者かと思われそうで癪なので、敢えて言っておきますが、私はどちらかと言うとエディに否定的です。このサイトの読者(いない)ならご存じとは思いますが、当初の就任時点から批判してきました。
 ただ、今となっては、結果を出している。10連勝なんて言うのはどうでもいいが、ウェールズとイタリアに勝ったのは紛れもない事実だし、欧州遠征でルーマニアやグルジアに勝ったのもまた誰も成し得なかったことであるのは素直に認める。
 だからこそ、見てみたいのである。2015ワールドカップはもう、すぐである。






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2013年02月14日

エディー・ジョーンズの監督学 〜日本ラグビー再建を託される理由〜

大友 信彦著。


 著者とは何度か会ったことがある。と言っても彼がMCを務めるトークショーに参加したことがあるだけなので、近くで見たことがある、という程度だけれど。
 人柄は悪くないし、ラグビーを溺愛しているのもわかる。

 だが、批判的精神が全くない。
 常に提灯記事なのだ。
 この本もそう。エディ ジョーンズが日本代表ヘッドコーチに就くのをどれだけ待ち焦がれていたかを綴っている。

 たしかにジョーンズHCは日本代表においても明らかな実績をあげている。ヨーロッパ遠征でのテストマッチ2勝というのは、相手がティア2国とはいえ、日本ラグビー史上初の快挙であることは間違いない。インタビュー記事などを読めば読むほど頷けることもたくさん語っているのも確かだ。インタビュアーやエディターによる意図的な編集が加えられていなければ、だけど。

 ま、今後テストマッチを重ね、W杯を迎え、終えた頃にも著者が同じ評価をしているかが見ものである。
 「大好き」が高じ、その思いが届かなったときに、反動で「大嫌い」になることも、一般的にもそうだが、この著者にはよくあることだからね。

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2012年08月16日

ラグビー 荒ぶる魂

 大西鉄之祐著。岩波新書。

 先日の明大・北島監督の著書に続き、たまたま見つけた早稲田ラグビーの大御所の著作を読む。非常に対照的で面白い。

 「僕は普通の人よりもラグビー理論というものを重要視する。(中略)僕のラグビーの考え方は、まずラグビーにはルールがあり、ルールがある以上は、ラグビー理論というものが成り立つ。その理論の目的を達成するために技術は考えられ、その技術で練習をやっていって、その目標を達成する。」
 理屈はいい。まっすぐ前に突き進め、という明治とはやはり違う。どちらがいいというわけではない。

 「サインはだいたい10くらいはある。大きな試合が近づくと、それを絶対ミスが起こらない5つに絞っていく。10すべて使おうと欲張ると、必ずミスが出る。そこが老巧な監督と若い監督の違いかもしれない。」
 サイン禁止の明治とは大違いですな。

 「勝つためのチームづくりには、僕なりの方針をもっている。シーズンが始まるときにその年の状況をよく見て、一番強い相手はどこだということを設定する。その戦力診断をする。そして分析したら、それに基づいてかつためにはどういう戦法をもってやったらいいのかを考える。」
 私は以前から書いているが、ラグビーの監督には「勝負師型」と「教育者型」があると思っている。大西監督は明らかに前者である。彼我の力量を見極め、勝つための作戦を練る。それは清宮監督に受け継がれているのだろう。逆に、前回も書いたが、北島監督は後者、教育者である。まっすぐ前へ。小手先の技術はいらない。正々堂々と突破しろ。負けてもいい。潔くあれ。技術や勝敗は社会人になってからでいい、そういう考え方だ。早稲田のみならず、日本代表の監督として世界との戦いも視野に入れていた大西監督と、67年に渡り明治の監督でありつづけた(途中日本代表監督も経験しているが、当時は代表としての活動はほとんどなく、外国チームが来日した際に寄せ集められる「全日本」だったと大西も言っている)北島監督の違いかもしれない。

 「日本選手の特質として、体のでかい外国人とフォワードがもみ合うのは体力のロス。体格では負けるので、スクラムから早く球を出して、展開をなるべく早くして、その展開の中で相手と接近をして、その接近する間に相手を抜く。また耐久力、持久力をつけることはできる。走りまくって、次から次へと連続プレーをやっていって相手をへばらす。そして相手の弱点を突く。これが『展開・接近・連続』という戦法」
 これは、このときの日本代表のキャプテンでもあり早稲田OBでもある横井章氏が、現在自らのブログでも口を酸っぱくして言っているように、日本にとって不可避的な戦術である。

 さらに続ける。
 「日本でいちばん難しいのは、国内で優勝しようと思うのと、外人と戦おうとするのでは、そこに作戦的なギャップがある。」
 これもまた真理である。永年の、永遠の課題である。
 大学ラグビーが中心となってしまっていて、そこでの勝利を最大の目的とする限り、日本のラグビーでは、外国人に通用しないのである。日本ラグビーの最大の目的はなんだろうか。大学ラグビーの盛り上がりか。トップリーグの盛り上がりか。ワールドカップか。はたまた次回リオデジャネイロ大会から7人制が正式種目に加わるオリンピックか。
 稼ぎ頭は(世界にはまったく通用しない)大学ラグビーで、トップリーグも完全なプロ化はできていないので、企業はリーグで広告効果を上げられればそれでよく、世界につながっていない。そこがクリアされない限り、ワールドカップでの躍進は望めないのではなかろうか。
 だからこそ、今は7人制を強化すべきだと考えてしまうのである。今年改めて痛感したが、「オリンピックのメダリスト」というのは、ラグビー以外の世界でも通用する価値がある。したがって、そこに参入する子供、選手は増えるのではないだろうか。


 また長くなってしまったので、最後にひとつだけ。
 非常におもしろいのは、早稲田も明治も、ニュージーランドとの対戦を通して、自らの戦術の正しさを確認できたと語っている点だ。まったく違うラグビーをしていながら、それぞれ自らを正しいと感じる。これはいったいどういうことなのだろうか。興味は尽きない。






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2012年08月11日

「前へ」 明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂

明治大学ラグビー部 著

 ラグビー界の偉人とも言うべき、北島監督の自伝的著書。1989年の本を再編集したものだそうです。
 戦前からのラグビーの流れが簡単につかめます。明治大学の視点ではあるけれど。てゆっか、この方、戦前からラグビーやってるんだ。知らなかった。この人も、と言っては失礼だが、勝負師タイプではなく、教育者ですね。
 そういう意味で、良くも悪くも初心者には大きな影響を与えられる本ではないでしょうか。「スクラムとは」、「タックルとは」などラグビーの基本的な、根本的な考え方を身に付けられる。

 あくまで「明治に必要な選手」という視点だが、そのこだわりは60年間一貫していて面白い。
 『いくらスピードがあっても、当たりの弱いバックスはウチにはいらない。相手フォワードを引きずってでも突進できる粘り強い下半身を持ったバックスが必要』とか。
 『「明大ラグビーは、なぜフォワードなのか」と、よく尋ねられるのだが、それは非常に単純なことなんだ。つまり、どんなに足の速い優れたバックス陣を揃えていても、フォワードがボールをとらなければラグビーは始まらないということだ。プレーヤーが、まず一番先に考えそしてやらなくてはならないことは、いかにしてボールをとるか、どうやってボールを奪うかなんだ。』

 非常にシンプルである。
 私ですら、そのことは知っている。だがこう続く。

 『では、どうやってボールをとるのか。これも単純なことで、誰でもわかっている。でもわかっているのと、それができること、あるいはそれに向かって努力することとは違うものだ。ボールをとるには、まずスクラムを押すこと。ラインアウトのボールを正確にキャッチすること。モール、ラックは差し込むように鋭く突っ浴むこと。相手のプレー、ボールのくる位置を的確に予測すること。そして、楽をしようとしないでセービングなどの基本プレーを怠らないこと。』

 基本が一番むずかしい。


 『パスするタイミング・ハンドリングの技術も、もちろん大切なことだ。しかし、それでも僕は、突進力を鍛えろと厳命する。それはボールを前へ進めるラグビーにおいて、横の動きより縦の動きの方がはるかに強く、速いものであると信じているからだ。』

 『オールブラックスと明治が目指すラクビーの共通点とはいったい何か。それは圧倒的なバワーのことをいうんだ。何をもってしても食い止めることのできない圧倒的なパワー。それがオールブラックスのラグビー観であり、明治が常に求めているラグビーなんだ。僕は、ラグビーというスポーツは、お互いのぶつかり合いの中から生まれてくる。いや、ぶつかり合いの中からしか生まれてこないスポーツだと思うんだよ。小手先を磨いたり、フェイントでかわしたりするんだったら、別にラグビーじゃなくて他のスポーツでもできる。ラグビーにしかない激しいぶつかり合いを避けてどうするのか。』


 正直に言って、私はメイジのラグビーが嫌いである。
 アンコ型で足が遅くスタミナのない「重戦車フォワード」なる、社会人や外国人には全く通用しない学生限定大型フォワードを擁し、特に戦略や戦術もなくゴリゴリ押してくるだけのチームだというのが、私のメイジ観である。

 しかし、この書を読み進めると、北島監督の言う事はいちいちもっともだし、メイジが監督の意志に忠実なプレーをしてきたことがわかる。
 「司令塔はいらない」(各個人の判断に任せる)、「サインプレー禁止」(大学生は基礎を固める時期。テクニックは社会人になってからでいい)、「最短距離を走れ、ゴールへ向かってまっすぐ走れ。敵がいたらはじき飛ばせ」。
 それにしても監督、いいこと言ってるな。


 『かつて、オールブラックスが来日した時、日本代表は大敗したけど、あの時もフォワードの圧倒的なパワーにやられた。あそこまでフォワードがやられたら、バックスがどうのこうの以前の問題。どんなに速く軽快なフットワークのバックスを揃えたところで、フォワードがやられてしまったら手の打ちようがない。それとバックスも、スピードやテクニックだけでなく、パワーをつけなければ意味がない。かわせるうちはいいが、ぶつかるしかない時にぶつかって負けていたんじゃ、仕方がないからね。日本が世界に通用するには、FW並みの体格のプレーヤーがウィングをやらなければ無理だ。やはり体重が軽いことは不利だから、バックスの選手も筋力と体重のアップに力を入れなくてはだめだ。体重が増えた分スピードか落ちたというのでは話にならない。』

 あれ?なんか前日本代表ヘッドコーチみたいだな。
 まあこれもオープン化(プロ化)以前の話なので(北島氏は1996年5月逝去、ラグビーのプロ容認はその直前の1995年10月)、今日ほど体格差が付くとは思っていなかったかもしれない。選手交代もできなかったし、ルールも変わっている。


 てゆっか、理屈にはかなっているのだが、肝心の、デカくて速くて強い、そういう選手が現れないんだよな。


 とにかく、おすすめの一冊です。


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2012年07月25日

ラグビー・クライシス

日本ラグビー狂会編。

 2000年12月というトップリーグができる以前に編まれた本だが、当時から問題点がちっとも解決されていないような気がしてならない。


 99年のウェールズW杯で惨敗、その後の連続性のないメンバー先行で迷走し、さらにパシフィックリムでも惨敗を繰り返した平尾監督および日本協会への批判が大半である。それも一方的な野次馬ライターではなく、グレアム バショップやジェイミー ジョセフといった平尾ジャパンの中核とも言える元オールブラックスの2人や、村田、吉田、岩渕といった海外に挑戦した「代表落選者」、そして社会人や大学チームの監督・コーチ陣へのインタビューやアンケートもあり、日本代表のあり方への大いなる疑問が列挙されており、なかなか読み応えがある。

 その中から、面白かったものを1つ。本田技研鈴鹿(当時)のコーチ、キース デイヴィスの言葉。(抜粋)
 「平尾はそもそも日本代表監督に任命されるべきではなかった。彼は選手としての実績を基に任命されたので、神戸製鋼コーチ時代の実績が物語っているようにコーチとしての実績を基に任命されたのではない。コーチ初年度は決勝で負け、2年目は準決勝で敗退し、3年目は準決勝にも進出できなかった。この実績で任命されたのだ。これは学閥制度が健在だという証である」

 「日本ではラグビーのプロ化について間違った認識がある。まず第一に一般大衆が買いたいと思える商品(選手、チーム)がなければならない。でなければ選手の給料やスポンサーは集まらない。現在の日本の選手は冴えない。
つまり日本協会は売れる製品を持っていない。世界で最も多いラグビー人口を誇り、大規模な大学ネットワークを有し、数々の企業チームにスポンサーやサポートを受けているにもかかわらず、アメリカやカナダなどのマイナー国にもそうそう勝てない。国内リーグの弱点(試合数の少なさ、そしてそれにもかかわらずミスマッチの多さ)を整理できない限り、絶対にプロ化は成功しない。」

 「日本ラグビーがとるべき具体的なスタイルは何か、という質問について、今の構造ではどんなスタイルをとっても有効に動かない。ラグビー強国(NZ、豪、イングランド、南ア、仏というW杯決勝に進んだことのある国)は、どこもそれぞれのスタイルに関係なく次の要素を持っている。(1)ベーシックスキルの基本ができている。(2)国内に強力な試合制度がありプレッシャーのなかで個人の能力を発揮できる。(3)信頼のおける協会がしっかりした「草の根」育成プログラムを管理している。
 日本協会が基盤を固めずに特定のスタイルを追求すれば、それがどんなものでも失敗する。上記強豪国の強みは、特定のスタイルにこだわらずゲームプランを変えることができることにある。状況次第でFW中心のゲームもできるし、オープン展開中心のラグビーもできる。それを望めないからと一元的なゲーム展開に頼っているチームは、経験豊かな世界レベルのコーチには完全にプランを読まれ、全く通用しない。」

 全く正論過ぎておもしろい。現在はトップリーグが始まり、また来年からはチーム数を増やし、試合数も増えるという。大学ラグビーも、賛否はあるが、春の公式戦を実施し、試合数を増やしている。これは良いことだが、実はこの書の別章で提起されているのだが、社会人でも大学でも下部リーグの試合数が少なく、また特に高校ラグビーの試合数が少なく、ラグビー離れの大きな要因になってしまっている現実がある。
 社会人もトップイーストは10チームあるが、ウェストは5チーム、キュウシュウは6チームあるものの、いずれもトップリーグを狙えるのは上位2〜4チームと実力差が大きくミスマッチも多い。大学も15名の部員を集めるのが難しく、合同チームを作るものの、出場できる公式戦が限られ、試合数は少ない。さらに高校ラグビーとなると、「花園」という青春の目標はあるが、それゆえに試合数が少ないというジレンマを抱える。戦力の偏在が進み、花園出場校は特定の学校に占められているのが現状である。それ以外の高校ラガーはトーナメントにより1〜数試合しかできないでいる。もちろん国体やインターハイなど別の公式戦もあるが、モチベーションの違いは明らかである。一番成長する時期に、僅かな経験しか積めないのは、選手にとっても日本ラグビーにとってももったいないことである。これだけチーム数が減っているのである。予選を総当りのリーグ戦にしたり、(敗者による)ボウルトーナメントを実施したり、試合数を増やす工夫をしなければならない。


 協会が育成という観点から主導して実施しなければ、強化、成長は見込めず、衰退してゆくのみである。
 情けないことに、「クライシス」は12年経った今でも進行中である。


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