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2011年12月07日

ラグビー大学選手権の組み合わせ報道に違和感

 ラグビー大学選手権について、昨日は端折ったので改めて。

 12/5に組み合わせ抽選会が行われたわけだが、その報道として一部疑問がある。

 時事通信や共同通信は「ラグビー帝京大は福岡工大と初戦 全国大学選手権抽選会」という見出し。実力ナンバー1と目される関東対抗戦で全勝優勝を果たした帝京を取り上げるのは正しい。同様に「3連覇狙う帝京大が福岡工大と対戦、早大は大体大=ラグビー大学選手権・抽選会」というYAHOO!のスポーツナビも順当だろう。

 しかし、サンケイスポーツの「いきなり好カード東海大−筑波大/大学選手権」やスポーツ報知の「慶大と流通経大が激突…ラグビー全国大学選手権組み合わせ抽選」という見出しには、ちょっと違和感を感じる。
 特にサンスポの「いきなり好カード」というのは、わざとらしい。

 ちなみに出場チームは以下のとおり。
■関東大学対抗戦A
 帝京大学
 早稲田大学
 明治大学
 筑波大学
 慶應義塾大学

■関東大学リーグ戦1部
 流通経済大学
 東海大学
 関東学院大学
 大東文化大学
 第5代表  法政大学vs東北学院大学の勝者

■関西大学Aリーグ
 天理大学
 同志社大学
 大阪体育大学
 立命館大学
 第5代表 関西学院大学vs朝日大学の勝者

■九州学生1部
 福岡工業大学


 組み合わせはまず関東対抗戦1-3位、リーグ戦1-3位、関西1、2位の上位8チームが、互いに当たらないようにトーナメントの山の端に配置する。残りの出場チームを、同リーグのチームが当たらないように抽選を行われる。
 その結果、上記のような組み合わせが発生したのだが、これは偶然ではなく必然なのである。

 上位8チームは当然有力チームなので、どこと当たっても「好カード」足り得る。
逆に下位8チームの中で「好カード」と呼ばれうるチームは、慶応と筑波だけだろう。
 その慶応と筑波は"対抗戦グループ"なので、対戦相手は"関東リーグ戦"の上位3チーム流経大、東海大、関東学院大か"関西"の天理大、同志社大に限られる。
 つまり、どことあたっても「好カード」になるようにできているのだ。

 それを「いきなり好カード」というのは、確信犯的な『欺瞞』か『無知』のいずれかであろう。連日ラグビーニュースを送り届けているサンスポが『無知』であるはずがない。
 ゆえに『わざとらしい』と評したのだ。


 しかし、マスコミとはそんなものかもしれない。
新聞が売れる見出しをつけるものだ。内容が間違っているわけではない。
 私が違和感を感じるのは、これが『無知』な一般読者を欺くものではなく、ラグビーファンにこそ向けられているものだからなのだ。

 ラグビーファンは往々にして、ラグビーに対する報道に甘い。
 それが単純なラグビー愛によるものなのか、そのマイナー性ゆえの身内意識なのか、はたまたラグビーというコンタクトスポーツならではの一体感からくるものなのか、いずれにせよ慈愛に満ちた視点で読まれることが多い。

 そんな読者が期せずして「好カード」という文字を目にし、欣喜雀躍する。そんなシーンを夢想してほくそ笑むマスコミに腹を立てているのである。





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posted by 代表 at 15:05 | Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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